ちょうど先月、引越ししたばかりなので、この機会に「家」について考えたいと思います。
家賃は毎月の固定支出であり、一度住み始めると引越しするのにもそれなりのコストがかかるため、家選びは慎重に行う必要があります。
最適な家賃は、手取り収入の25~30%と云われており、自分の収入に見合った家に住むことが節約の鉄則となっています。
そのような前提や風説もあるが、結局のところは、「どんな家に住みたいか」という住む人自身の価値観のもとで家を決めることが生活の質を高めることができる最適な方法だと思っている。
今回私は、月家賃9.1万円の都内1Kの物件から、13.3万円の首都圏2LDKの物件に引越した。
自分の収入からすると、これでも結構背伸びした家賃の物件だが、入居してから良い意味で生活の変化を感じることがてきたので、まとめてみたい。
メリット
物的、精神的なゆとりが生まれる
広い家に住むと、スペースが増えるため、家具の配置や収納に余裕が生まれるようになります。これまで部屋中にパズルのように敷き詰めていた家具が、ゆとりをもって置けるようになり、憧れていたL字型のソファをリビングに置くことまでできるようになりました。
備え付けの収納も増えるので、すぐにモノが辺りに散らかるというようなことがなくなったように感じます。そのような物的な余裕があるため、部屋が散らかるようなこともなくなり、ストレスを感じることが少なくなりました。(財布の余裕は少しなくなりましたが…)
また、ベッドルームと仕事部屋を分けることで、仕事のときには部屋を移動することで自動的に気持ちを切り替えて作業を開始できるようになりました。(これまではデスクの真横にベッドがあったので、すぐに横になってしまうことがよくありました…)
安心感がある
家賃が安い家というのは、往々にして何かしら欠点があることが多いです。
例えば、築年数が古いとか、駅から遠いとか、低層階の物件だとか、そのほかの立地の問題(海、川に近い)など。
家賃が高い物件だと、そういった欠点が全くないかというとそういう訳ではないかもしれませんが、比較的に利便性、安全性の高い物件が多いことは確かだと思います。
特に日本は自然災害が多いので、耐震性や水害に強いの物件を選ぶことは、自分と家族の身体を守るということに直結します。
引越し前の物件は、軽量鉄骨造の5階建ての3階部分で、さらに東京湾に近い立地で海抜1.0mほどの土地だったので、地震や津波が起きた場合を想像すると少し心配でした。
また、家賃の高い物件には、高所得の人が集まるので、治安やマナーの点でもトラブルに巻き込まれる可能性が低く、精神的にも安心できるということもあるかもしれないです。
デメリット
やっぱりお金がかかる
記事のタイトルと矛盾するかもしれませんが、高い家賃の家とは言っても、毎月の収入のほとんどを家賃に回す必要のあるほどに高い家に住むのはやめた方が良いです。
そもそも賃貸物件の場合は、住む前に収入などの審査があるので、家賃に見合う支払能力がないと審査を通ることはできないとは思いますが、物件への入居&退去には相当なお金が必要になるので、毎月の支払いのシミュレーションは事前にすることをおすすめします。
大体は2年契約なので、1年未満での退去する場合に違約金を請求される物件が多いと思うので、まず現在の貯蓄のみで向こう1年間の家賃を払うことができるのかを計算してみてください。
住みたい物件の家賃の1年間分以上の貯蓄がある場合は全く問題ないと思います。(家賃1年半分以上の貯蓄はあった方がより安心です。)
というのも、実際に住むとなると家賃以外にも、新しい物件の初期費用(敷金、礼金、仲介手数料、火災保険、鍵交換費)や、場合によっては前の物件の退去費用も発生する可能性もあり、ざっと新しい物件の家賃2~3ヶ月分くらいの費用が初期費用として支払うことになります。
その他、広い家に住む場合は窓の数やサイズが変わるので、新しいカーテンを用意したり、照明の数も増えたら買い揃える必要があるので、実際にはもっとお金がかかると思います。
掃除が面倒
当然ですが、部屋が広くなると掃除する範囲も広くなります。
充電式の掃除機を使っていますが、強モードで全部屋を掃除しようとすると充電が持ちません…
窓の数も増えたり、ベランダも広くなったりで掃除が必要ですが、面倒で汚いところは見て見ぬ振りをするのが日常です。
まとめ
そんなこんなで、結構高い物件に住んでしまったので、少なくとも契約期間の2年は家賃を払うために頑張って働こうと思います。
私も本来は節約志向の高い部類ではあるのですが、インドア派なので今回は家にこだわって良い物件に住んでみました。(コロナもあって外出もしにくいご時世なので。)
最近はテレワークで会社に出社する頻度が減っている方も多いと思うので、少し離れた郊外で広い家に住んでみるというのも検討してみてはいかがでしょうか。